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上海四行倉庫に行く

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9月11日から4泊5日で上海出張をした。

 

現地の顧客対応と今月末が9年目の決算でもあるので損益予測の報告や来年度の事業計画などの説明を行った。

 

“四行倉庫”と云う言葉は以前から知っていたが、どの辺りにあるのか分からなかったのでそのまま忘れていましたが先日南京事件関係の本を読んでいたらその中に“四行倉庫”の記事があり昨年に記念館としてリニュアルしたことを知りました。しかもその場所がいつも宿泊している(王宝和酒店)から歩いて30分足らずの場所と分かり驚いた。

 

出張の3日の目の午後に一人でそこに行ってみた。

 

ホテルの前の南京路を横切り数分歩くと再開発に取り残された古い街並みが見てきます。
その道を10分程度歩くと目印の橋が見えます。
朝から雨が降ったり止んだりで空はどんよりしていました。
日本軍もこんな日にこの地を踏んだのかと思わせるような天気です。

 

橋のたもとに来ると“四行倉庫”の全景が見えました。
日中の齟齬の原点がここから始まったような感じがしました。

 

“四行倉庫”は70年を記念して昨年、歴史記念館としてリニューアルしていました。
中はあまり広くなく当時の写真や色々な模型が展示されていました。
記念館を出ると倉庫の側面の壁が当時のまま保存されていて砲弾の跡などがそのまま保存されていました。
料金は無料でした(最近はどこでも無料になっている)

 

倉庫の前は揚子江の支流です。
ここから船で南京や武漢まで行けると思います。
この倉庫が当時の物流の拠点だったことが推察されます。

 

その日は目の前の川では数名の人が釣りをしていました。
左側にはテレビ塔(東方明珠)もぼんやり見えます。

 

歴史の流れを感じますね・・